忍者ブログ

カラスと机。

日々のつれづれと、見たものの感想。

Home > > [PR] Home > 映画 > ヘレディタリー~継承~。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ヘレディタリー~継承~。


※MAXネタバレします!!!※

2018年は割とホラー当たり年、というか豊作?だった年で
結構話題になったタイトルが多かった印象です。
ホラーなんてニッチな市場のタイトルが一定数公開されるってだけで大快挙なのですよ。

んで、そんな2018年公開のホラーで気になっていた作品をようやっと回収できたのでレビューを書いている次第でありますが…
いや、うん
あのね…
全く面白くなかった…!!!!!!!!!!
もうびっくりするほど面白くなかったの!!!!!!(泣)
ホラーにしては長い120分という尺…がんばって最後まで見た私を褒めて欲しい…。
最後までがんばって見れた最大の要因は、役者さんは凄かったから、という
先日書いた「ダイナー(実写版)」と同じような感想になってしまったのが非常にくやしいですwwww

いやさ
なんか、これすっごい評価が分かれてる作品なのよ!!!!!
でも、絶賛してる人のが多くて、それがもうほんとびっくりするぐらい褒めちぎってるのね。
煽り文句もすごくって
今世紀最恐のホラー!!!!
とか
トラウマ級の恐怖!!!
とか
絶叫上映で悲鳴すら上げられず茫然自失するひと続出!!!!
とか
すっごく怖そうだなーって思うような言葉がずらずらと並んでいるわけですよ。
だから見たかったの。
予告映像もめちゃくちゃ面白そうな感じなんですよ!!!!!!!
で、前評判が高すぎてハードルぶち上がっちゃって、まあ面白いけどそこまで言うほどじゃないよねってなることってよくあると思うんですけど
前評判を全く加味せずとも全然面白くなかったの!!!!!!!
驚き!!!!!!!!!!!!!

<あらすじ>
祖母が死んだことをきっかけに、狂っていく一つの家族が迎えた結末とは…

全編通して見て、すごく思ったのは「ローズマリーの赤ちゃん」にめっさ似てるなってことでした。
あれも、悪魔崇拝してる人たちに囲まれて、色々圧かけられて、精神的に追い詰められて行ったけど結局ほんとに赤ちゃんは悪魔の子でした、っていう話だったと思うんですけど
話めっちゃまんまですよねぇ…
まあローズマリーは古い映画だし?今の世代の人は見てない人が多いから?新鮮に感じたのかな??ん????教養が足りないんと違うんか???お???????

すいませんオラついて。

ヘレディタリーはなんか、すっごい長い前フリでなんとなく不協和音気味な家族関係を書いて、チャーリー(妹)の死をきっかけに急速に家族(というか妻)が狂っていき、狂ったのかなと思いきやぜーーーんぶ悪魔の仕業でした☆彡ミャハ☆彡☆彡☆彡っていう
あれですよ!!!!!いつものやつですよ!!!!!!!
いつもの「日本人では根本的に理解し難い“悪魔・魔女が黒幕モノ”」なんですよ!!!!!!
コンスタンティンしかり、ジェーンドゥしかり、パラノーマルシリーズしかり…
わっかんないの!!!!!悪魔がどんだけ怖いのかとか!!!!!!!!!
ニホンジン、アクマ、シラナイ!!!!!!!
ワカンナイ!!!!!!!!
この映画さ~~~~~、全部妻の妄想で、妄想と現実が区別つかなさすぎてほんとに殺しちゃった系の映画にしたほうが面白かったんじゃないか…???
実際そういうシーンあったやん???夢遊病で子供殺しかけた、てきな。
そういう路線にすればすごく面白かったんじゃないのか????
へレディタリーが評価されてる意見の一つに「正統派の古典ホラー」っていうのが良い!!という意見があるんですけど
廃れたには廃れた理由があるんですよ
リバイバルするなら現代風にしっかりアレンジしないとただの古臭い映画になってしまうよ…。
幽霊ドーーーーーーンのホラーが良いというわけでは決してありませんが、それでもホラー映画として見る以上、ゾッとするようなシーンは必須なんじゃないのかな…。
超常現象がおこるシーンはたくさんありますけど、どれも古典的すぎてぶっちゃけ笑えましたよwwwwwww
ロウソクと呪文で降霊術とかwwww
こっくりさん的なこととかwwwwwww
壁に張り付くお母さんとかwwwwwwwwww
宙に浮かんだお母さんがセルフ首ちょんぱからのキャトルミューティレーションばりに小屋に吸い込まれていくところとかwwwwwwww
そこに待ち受ける全裸もしくは半裸の中年太りしたおっさん&おばさんとかwwwwwwww
悪魔の王の像とかwwwwwwww
その王冠をかぶせられる息子とかwwwwwwwwwww
もう全部笑えて笑えてしょーがなかったですwwwwwwww大草原だわwwwwwwwwww

そりゃね、ショッキングなシーンはありましたよ。
前出のチャーリーが死ぬシーン(うっかり発症してしまったナッツアレルギーに苦しみ、兄ピーターが車で病院へ連れていこうとするものの、苦しさのあまり窓から首を出していたために、うっかりハンドルを切った拍子に出していた首が電柱に激突。激突の衝撃で首が吹っ飛んで即死)はかなりの衝撃的なシーンであり、またその後の兄ピーターの対応がやばすぎたのもやばかった(語彙よ)
激突の衝撃があまりにすごすぎ、妹は絶対に死んだと確信し、恐ろしくて後ろを振り返って確認することができない。
そのまま、そっと車を発進させ、そっと家に帰り、そっとベッドで朝まで過ごす。
そのカットのまま、背後で両親が妹の死体を発見し、絶叫する声をBGMに蟻がたかりまくった凄惨なチャーリーの生首がアップで映るシーンは映画史に残るぐらい胸糞悪いトラウマシーンだったと思います。
また全編通して言えるのですが、妻役のトニ・コレットの顔芸(失礼)が超絶にヤバく、この映画全体のホラー度を底上げしております。(この人絶叫演技もめっちゃ凄かった!人間の叫びじゃないみたいだった!!!)
顔が怖い、というのは映画自体の内容とは関係ない外部要因ですけど、でも怖いものは怖い。
ついでに言うと、子役チャーリーの顔も超怖い。
子供なのに老婆みたいな顔…こわい…。

わたしはもっとチャーリーが物語の鍵になるのかなって思ってたんですけど(オーメンのダミアン的なポジションかと)全然あっさり途中退場してびっくりでした。
このチャーリーは結局どういう役回りだったんでしょうかね?
悪魔王の魂は、兄ピーターの体に憑依したわけじゃないですか。
チャーリーは何要素なの????
チャーリーも妻アニーもおばあちゃんも、首切られ損じゃね???
(調べたところ、悪魔王ペイモンは女の顔に男の躰で顕現する悪魔らしく、最後ペイモン像に飾られてたのはチャーリーの頭部だったそうです。真っ黒でわかんなかったわ!つまり切られ損だったのはアニーとおばあちゃんだけですね)

まあ長々と書いてきましたけど、結論は「現代ホラーに慣れきった多刺激世代ズには全く向いてない映画」ということですね。
多刺激世代は中盤のチャーリーの死あたりぐらいしか楽しんで見られないかと思います。
ただトニ・コレット筆頭に、俳優陣の演技や顔芸は必見かも…。
こんなに自分がホラー耐性付いてるとはかなり驚きです…。
もっと色々チャレンジしてみようかな~~~~。
いままで本気でやばそうなのは敬遠してきたんだけど、もう大丈夫な気がするぞ…!
PR
Responses0 Responses
  • お名前
  • タイトル
  • メールアドレス
  • URL
  • パスワード

プロフィール

HN:
ネムリネズミ
性別:
非公開

P R