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カラスと机。

日々のつれづれと、見たものの感想。

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十二国記(3) 東の海神 西の滄海。


※ネタバレしま~す※

さて十二国記、3話目です!!
このお話は、今までちょいちょい出てきてた雁国の国王・尚隆と延麒・六太の馴れ初め~現在の熟年夫婦になるまでを描いたお話になっております(違う)
わたしは六太の奔放なかわいさが好きで、漫才コンビみたいなこの雁国コンビがめっちゃ好きなんですけど…。
今まで読んできた十二国記シリーズのなかで、あの、えっと、お、おもしろく、なか…った…んです…(泣)
結構びっくりですよ。延王も延麒も好きなのになぜ!?と。
思うに、この話、すごくファンタジー要素が薄いんですよ。
話のテーマが「王とはどうあるべきか」って感じだから、多少お堅い話になってしまうのは仕方ないのかもしれないですけど。
王、ひいては国がどういう方向へ向かうのかという物語を書こうとしているのですが、ファンタジー世界での政治経済ということで、全部1から10まで説明、説明、説明で読むのがすごく大変だった…。
現代の話ならなんとなくで理解できることもあるんでしょうけど、全てが虚構の世界の話だからさ、役職一つとってもその役職がどういうことをする役職なのかとかを全部説明しないといけないわけよ。
国防総省、とか財務省、とか、現代なら一言で済むところを、よくわからない難読漢字の役職名、読み方、なにをする部署なのか、どのぐらいの偉さポジションなのかを全部説明。
下手したら本来の名称とは別に通称がある場合もある。
さらに治めている土地の名前があって、その中に州があって州は州で治めてる人がいて、治めてる人の名前も本名と通称があって…。
ほんと、げんなりするぐらい情報量が多い・゜・(ノД`)・゜・
例えば黄海五山の蓬山のくだりとか、妖獣とか、そういう全く現実には存在しない世界の説明とかだと取り入れるだけなので簡単なのですが
政治経済だと現実にもある仕組みなので、いちいち脳内で変換しないといけないわけじゃん?
この役職はシンゴジラで言うとあの人かしら…とかさ(笑)
それがほんとに大変で、めっちゃ読んでて疲れちゃいました。
3日ぐらいかかったもんなー読むの。
しかもよ!!!
尚隆と六太の、一応馴れ初めなんかが書かれているものの、期待していた感じではなかったんですよね。
なんか、もっと、お互いがお互いを必要としつつ、じゃれて邪険にしてる感を全面に押し出して欲しかった(´・ω・`)
いまいち蓬来での出来事(小松氏滅亡のくだりとか)よくわかんなかったし。
歴史モノ、政治経済モノってほとんど手をつけたことないから…。
こちとらファンタジー読みに来てますねん。
山崎豊子読んどるんとちゃうんよ!!!!

あと悪役の斡由…わたしが一番嫌いなパターンの「最初善人だと思ってたら実は黒幕で、最後は全て露見して味方側からも切られるタイプの悪役」だったんですようぅぅぅぅ(泣)
こういうの、ほんっといたたまれなくてこっちが辛くなるの…やだ…。

ちょっと十二国記読むの挫折しそうになるぐらい辛かったのでヒヤヒヤしましたが、次巻ちょっと読んだら陽子の話だったので大歓喜でした!!!!!!
全然読むわ、続き。
てか買ったわ、残り半分、大人買い。
本は紙で書店で買う派なので超重たかったですがwwwww
よーーーしガンガン読むぞ~~~~~~~

ちなみに、魔性の子だけまだ買ってないの。
最後のお楽しみにしようと思ってwwww
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