日々のつれづれと、見たものの感想。
かなり期間が空いてしまいましたが、読了致しました~~~!
調べたところ、「ししりばの家」はハードカバーのみの刊行のようでして、文庫派としましては澤村伊智作品はこれで打ち止めとなってしまいますね…早く…早く文庫化しておくれ・゜・(ノД`)・゜・
んでこの「などらきの首」ですが、もちろんこれまでの比嘉姉妹シリーズなんですが、趣向が変わり過去の話がメインの短編集になっています。
既に故人である次女視点のお話があったり、「ずうのめ人形」の登場人物のエピが入ってたり、思わずニヤリとしてしまう内容になっています。
個人的に一番好きなお話だったのが「居酒屋脳髄談義」ですね。
最初読み始めた時は、あまりの女性軽視とセクハラ発言のオンパレードに胸糞悪くなり、読むのやめようかなと思ったくらいだったんですが、読み進めるうちにだんだん事の真相がわかってきて痛快でしたwww
お話の構成が一番短編っぽく、伏線というか仕掛けが見事に機能しており、とても読み応えがある短編でした。
ドグラマグラや胡蝶の夢などの引用も興味深く、とても引き込まれました。
やはり琴子様…お強いですww
他にも野崎と真琴ちゃんの出会いのエピソードとか、野崎初めての怪異事件、とかキャラクターのバックボーンがわかるお話が多かったので、比嘉シリーズ好きにはたまらない感じですね。
もっと続きが読みたい…比嘉姉妹の活躍が見たい……
なんか琴子様のご活躍があまりに凄いのでなんだかラノベっぽくはなってしまうのですが、話の構成の上手さが表現力などはラノベ作家とは一線を画していると思います。
シリーズものって基本読まないんですけど、これはどんどん読みたいな~
とりあえずししりばを文庫化お願いします偉い人。
うっかりはまってしまったので、一応映画も見に行きましたよ!
そのレビューは次記事で書きます♪
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