日々のつれづれと、見たものの感想。
※ネタバレには配慮しません※
いや~~~~すげー映画を見ちゃったぞ!
なんていうか…すごかった…。
気持ち悪くて、奇怪で、怖くて、割と笑える(コメディでは無いんですけど)なんか不思議な映画だったな、と!
面白かったですよ、すごく!
B級最高峰って感じ!
邦画ホラーでここまで面白い作品久々じゃない?全然話題になったイメージ無いけど!
<あらすじ>
都会で夢破れ、今は田舎で美大の塾をやっている先生と、そこの生徒たちに降りかかる、摩訶不思議な粘土が引き起こすぺったりとした恐怖のお話。
ざっくり言うと人間を襲って食べてしまう人食い粘土のお話なのですが、そこに地方民あるあるを上手く練りこんだストーリーになっており、粘土自体の恐怖もさることながらテーマ性がすごく面白い映画だなと思いました。
先生は都会で花咲かそうと頑張るもなんやかんやあって今は地元に帰ってきてる系の、いわゆる田舎によくいる出戻りタイプの人なんですね。
で、地方で心機一転!と頑張っていたんですけど、そこに都会から引っ越してきた生徒が来る。
その子は夏休みとかは都会の講習にいって学んで、明らかに実力を伸ばして帰ってくるのですね。
生徒たちはみんな田舎の子で、もちろん都会に憧れている。持ってる実力はそこまで大差無いのに、教育の質の差で実力に差が出ていると先生を責めたりする。
この辺の下りはほんとリアルで、なんかこっちも落ち込む…wってなりましたwww
先生の気持ちもめっちゃわかる。えーいうるさい都会が何だってんだチクショー!!と叫びたくなるよな、うんわかるぜ。田舎でも立派にやれる!って見せ付けてやりたかったよな、都会民どもに、うんうんわかる。
そして子供たちの気持ちもわかる。
明らかに、目に見えて、やっぱり田舎には何もない。何も無いからホンモノから学ぶという経験ができない。都会に勉強しに行きたくてもそんな経済状況良いおうちばかりじゃない。
抜きんでた才能が無いなら努力でカバーするしかないけど、そもそもの努力のしようがないじゃん…ってなるよな、わかる。
東京はさ、もう街歩いてるだけでそこかしこにデザインが溢れてて、ぼーっと歩いてるだけでもたくさんの事を摂取できる。
でも住んでる田舎は未舗装の道路と、森しかない…。水墨画のような、絵になるような風景ですらない。
そりゃ文句言いたくなる。わかる。
ニンゲンを食らう粘土そっちのけで、このへんのエピソードにめちゃくちゃ共感してしまった私なのでした…。
そんな彼らを襲う粘土は、これまた素材になっているのが都会への憧れをこじらせた一人の芸術家でして。人形作家として必死に頑張っていたものの、仲間に裏切られ逆上したところを返り討ちにされて死んでしまい、粘土になってしまいました。(かなり端折った)
その粘土は殺した犯人(のちに出てくるおじいちゃん)がコッソリ埋めて隠してたんですけど、先生が偶然発見して授業の素材として使っちゃうんですね。
そこからどんどこしょ。
粘土は血を吸い、どんどん勢力を増して人間をバクバク食べていきました。
この食べる所がまあ笑えるのですがwww
この映画低予算らしく、CGとか使えなかったみたいなので。アナログに食べられていましたwww
まあ粘土だから造形は楽だったのではないですかねwwwwうんwwww
シュールです、ほんとwwww
でも普通に怖かったですよ!!!怖い…というか気持ち悪かった。生理的嫌悪?
Jホラー特有の湿り気を確かに感じました。
チープなのが逆に怖い感じ。
敵は粘土なので、乾燥させれば砂と化し無力になります。
ただし水があれば復活してしまうので、密封して封印することにしました。
………焼けばよくね?
陶器として錬成しちゃえばよくね?
そう思いますよね?でもなぜかこの粘土、バーナーで炙っても乾燥するだけで、カチッとした陶器にはなってくれないのですよ…まあ不思議な粘土ですからね…仕方ないのかな…。
まあそんなこんなで封印するんですけども。
あんな最後になるなんて、一体誰が予想できたと言うのでしょうか!!!!!!!
【出来うる予測】
封印された粘土がひょんなことから復活。
生き残った先生&都会っ子を虐殺し、エンド。
【実際の結末】
封印された粘土がひょんなことから復活。
進みながら色々吸収して巨大化。
東京の街を舞台に破壊の限りをつくす。
いやwwwwwwマジ???wwwwwwww
最後いきなりゴジラみたいな展開なんだけどwwwwwww
でもすごいwwwwwww
すごいカタルシスwwwwwwwww
都会なんかみんなぶっ壊れちまえーーーーーー!!!!!!!!!
って、私もなるわwwwww
うんうん、もっとやれ!!!!wwww
いやーーーほんと楽しめた!
あれだ、シャークネードの読了感に似てるねこれは。
良いもの見たな、って感じwwww
刺さる人には刺さると思うんだけどなーーーーw
万人には受けないのは、すごいわかる(笑)
プロフィール
P R