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カラスと机。

日々のつれづれと、見たものの感想。

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聖なる鹿殺し。



※完全にネタバレ※

これは、先日記事を上げた残酷で異常の次に見たんですけど、2本続けてヒットだったのでびっくりでした!!!!
めったに無いんよこういうこと!!!!
有名タイトルではない良作を見つけるとニヤニヤしちゃいますね。
そして決して万人にウケるタイプの映画ではないとわかっていていてもオススメしたくなってしまうwwww

<あらすじ>
心臓外科医のスティーブンには、愛する妻と娘と息子がいたのだが、その家族以外にもう一人目をかけている少年がいた。
だがその少年、交流を深めるごとに何か行動がおかしくて…?

まず一発目に動く心臓のドアップシーンがあるので、グロ耐性が無い人は冒頭3分ばかり飛ばされる事を推奨します。
んで、不穏な雰囲気の中、淡々と物語は進んで行きます。
家族ではない謎の少年に食事をおごったり、腕時計をプレゼントしたり。
すわ事案か?と思いきや、どうもこの少年は過去自分が手術して死なせてしまった患者さんの遺児だということがわかってきます。
なーんだと思っていると、少年・マーティンの行動がだんだんおかしくなってきます。
スティーブンの家に招いてもらったお返しに自宅へ招いてくるんですが、母親からのハニーアタックをかけられます。それがマーティンの指示で行われたというのだからびっくり。
負い目もある相手なのでなかなか強く言えないでいるのですが、職場へのストーキングも激しくなってきたのでついにスティーブンはもうやめてくれとモノ申します。
するこここから急展開。(マジで急展開すぎて一回巻き戻して確認した。急展開というか…淡々と話している内容が異常で「え!?」ってなった!)
なんとマーティン、スティーブン家族に呪いをかけたというではありませんか。
実はマーティンが訪ねてきたあたりから、息子が謎の病気(?)で立てなくたっており、食事もできないという状態だったのですが、どうやらそれが呪いだった様子。
このままいけばどんどん衰弱し、目から血が流れる頃には死んでしまうらしい。呪いを解くには息子が衰弱死する前に自分以外の家族を誰かひとり殺さなくてはいけない。殺せなければ、自分以外の家族は全員死ぬ…。

この、最初は善良な(ちょっとADHD気味なのかな?って感じの)子だったマーティンがだんだん気味悪い存在になっていくのが絶妙に怖かったです!!!!
これは役者さんの演技がほんとすごかった。ずっと徹頭徹尾淡々とした演技をしてるんだけど、そこに滲ませる狂気の匙加減が素晴らしかった!!!
ちょうこわい。
そしてだんだんと上下関係が入れ替わっていくのがじわじわと気味悪かったですね…。
最初は強気だったスティーブンとか妻とかも、結局マーティンに服従していく感じになるのが…。

そして、家族を誰か犠牲にしなくちゃいけないってなった時に真っ先に「子供の内のどちらかよね、私たちまだ子供作れるから」と発言するおかんにもドン引きでした…。
え?マジ?そういうもん????母親ってそういう感じだっけ…?って唖然としましたwww
この人真実を知る為に夫の友人のチ〇コしごいたり、なかなかになかなかなおかんだったよ…。
まあスティーブンもたいがいでしたけどね。
心臓外科医なんていうセンシティブな仕事なのに、仕事前に酒飲んだらあかん。
飲んだらやるな!!!!バカか!!!!!!

結局、家族は最後にかなり杜撰なロシアンルーレットを行い、息子が犠牲となり呪いは終了します。
マーティンは父親を無くし、スティーブンは息子を無くしたというイーブンな感じ。
マーティンは何事も公平にしないと気が済まないタチだったのですよ。(割と病的な感じ)
なので最初は失った父親の代わりになってよって母を使って画策してみたもののダメだったので、じゃあ平等に家族に死んでもらおうとなったみたいですね。
うーん狂気。
マーティンがなぜそんな能力が使えたかとかはさっぱりわかりませんが、そういうところは置いておいて普通に面白い映画だったと思います!!!
最後のシーンで、生き残った家族がダイナーで食事するシーンがなんか意味深で良かったです。
どうもギリシャ神話かなにかをモチーフにしてるらしいんですけど、その元ネタ的には家族ほぼ全滅エンドっぽいんでwwwww
気になる方は調べて見てください!
結構ぞっとします。

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