※ネタバレしますのでご注意!!!※結論から書きますと
本当に最高に素晴らしかったです!!!!!!!!!!!!!!そして、まじでタオルと、替えのマスクを持って行った方が良いですね!!!!!!!べっちゃべちゃに泣きます!!!!!!!わたし割と涙腺が固くてですね、ドラマや映画などで泣くことは少なくて、最近で言うと劇場版デーモンスレイヤーでも別に泣かなかったんですけど(言うて劇場版すみっこで立てなくなるくらい泣いたんですけども)
これはダメでしたね~~~~。マジでガチ泣きでした。
映画館で、席を立って、劇場を出てもまだ涙が止まらなくて、歩きながら泣いてましたw
ざっくりあらすじを説明すると、TVアニメの続きになってて、でも時系列でいうと未来から始まります。
で、アニメ版で死んでしまう予定のお母さんが娘に手紙を残すヤツの回の娘が成長して登場、という、アニメ版からのファンの心をがっつり掴む感じで始まります。
で、その子が色々思う所あって旅して…みたいな現代軸のお話と、アニメの後のヴァイオレットのお話が平行して語られていきます。
ずっと生死不明だった少佐が生きていると判明し(この判明したきっかけも手紙なのが良いよね)、ヴァイオレットは少佐に会いに行きます。
もうね、これね、最初からフラグがビンビンすぎて(道中ずっと曇天だったり、会ったら何を話そう、ってドキドキしたり…)ハラハラしてたんですけど、やっぱり予感的中で…。
少佐は生死不明っていうか、未帰還兵でして。
生き残ったけど、自分の意志で故郷に帰らなかった人だったのですよ。
戦争が終わって、そのまま違う土地で生活をして、もうそこで第二の人生を始めてしまっていた少佐。
しかも少佐は自分がヴァイオレットを戦争へ引きずり込んだという負い目があるので、どうしてもヴァイオレットに会うことができず、すげなく追い返してしまいます。
ここのヴァイオレットが…もうあまりにも気の毒で…。
普段、感情を大きく表に出さないヴァイオレットが、少佐の話にだけ輝いた目をするのとかをずっと見てて、ホントに会いたいんだなって思ってたから…会ってあげてよ!!!(泣)って超やきもきする…。
でも少佐の気持ちも超わかるじゃん?
もう過去の自分は死んだと思って、新しい人生を歩み始めたところに、過去を知る人が訪ねてくるとかね…ほんとほっといてよってなるよね…。
(いや普通にちゃんとけじめはつけるべきと思いますけど、物語を体感している中では普通に少佐にも感情移入できるって話で、この少佐の行動を肯定しているわけでは断じてない。)
土砂降りの雨の中泥まみれで号泣するヴァイオレットがかわいそうすぎて見てて辛かったです。
ほんと、社長と一緒に来て良かったね…社長が掛け値なしに優しい人でほんとによかった。
これ現実的な感じだと、傷心の濡れてスケスケな薄幸の美少女なんて、据え膳じゃん?w
でもちゃんと保護者なのが最高に救われた。
そうこうしていると、少佐に会いに来る前のひと盛り上がりの所で病気の少年の遺言を手紙にする仕事をするんですけど、その少年が危篤という知らせが入り、でもどうしても嵐で帰れない!!!というピンチが訪れます。
で、前奏でちょろちょろ出てきた、「手紙に成り代わろうとしている電話」というものが少年の最後の願いを叶えるのに活躍する、という伏線回収展開になり、第二波で号泣します。
ここ超泣けるんだわ…。
まああれよ?お約束の展開であることは間違いないのよ????それでもやっぱり泣けるよね。
あと少年同士の友情ってほんと美しいよね…。
で、無事約束も果たせたし、少佐が生きているという事実だけで満足です、ってなって、ヴァイオレットは帰ろうとするんですけど…
ブーゲンビリア兄の説得によって吹っ切れた少佐は、既に出航している船を目指して全力ダッシュします。
ここ、が、ほんと、、、、泣けるんですよ!!!!!!!!!
走って、転んで、叫んで…鬱屈していた思いとか、後悔とか、全部全部かなぐり捨てて、ヴァイオレットの名前を呼ぶ少佐の姿に涙…
そして、それを聞いたヴァイオレットが、マジでマジで一切の躊躇も迷いも無く、船から飛び降り、海を泳いで少佐の元に駆け付ける姿に号泣……
そっからの、あまりにも美しい展開と、少佐の言葉と、上手く言葉が出てこないヴァイオレットの空気感とかはもう、まさに筆舌に尽くしがたいの一言に尽きます。
全人類観てくれ。
あまりにも素晴らしすぎるハッピーエンドだった。
これが、これが見たかったんだよ…!!!!!!!!(泣)また、これは全編(TV版も含む)通してですが、本当に本当に映像が美しくて…!!!!!
作画が神、とか、もうそんな次元じゃないくらい、圧倒的な美しさです。
宗教画かな、と思うくらいw
このヴァイオレットエヴァーガーデンを作っているアニメ制作会社は京都アニメーションと言いまして…言わなくても知っているとは思いますが、クオリティのすこぶる高いアニメを数多く排出している制作会社です。
数年前に凄惨な事件に巻き込まれ、あまりの痛ましいニュースに心がちぎれるような思いをいたしました。
無事だったデータを復旧し、公開に向けて動いていた矢先に今度はコロナ禍が訪れ、またの公開延期となっていました。
満を持して公開されたこの映画は、本当にプロの仕事…と言いますか…作り手としてのプライドというか矜持というか、そういう崇高なものを感じました。
なんて言うんでしょうか、「事件があったかわいそうな制作会社が作ったアニメ映画」じゃないく、本当に真っ当に、ド真ん中直球ストレートで「良い作品」でした。
掛け値なしに、最高の映画でした。
この興行収入は、まぎれもなく技術と心でつかみ取ったものです。
キズは消えることはないと思いますが、どうかこのまま、進んでいって欲しいと思います。
どこまでも付いていきます。
素晴らしい作品を本当にありがとうございました!!!!!!!!
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