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カラスと机。

日々のつれづれと、見たものの感想。

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ウトヤ島7月22日。



※ネタバレ注意※

こちらは多分Twitterとかで流れてきたから見てみようかなと思った系だったと思います。
見たの結構前なんだよねw
でも、私はこれ凄い映画だと思った!!!
面白いとはまた別なんだろうけど…B級なホラーよりもずっとずっと怖かったよ。

<あらすじ>
ノルウェーで起きたテロ事件の映画化。
事件自体は事実だが、映画の内容はフィクション。

ノルウェーって国の成り立ちや気質や思想なんかが私には全然わからないのでピンときませんでしたが、この主人公たちはノルウェーの労働党の青年部で、(よくわかんないけど政党主催のボランティア団体みたいなものかな?)サマーキャンプしてたら、銃を乱射するテロリストに次々と殺されていくっていう話です。
そのテロリストに襲われてどんどん人が死んでいく様を描いた本作は、POV方式とはまたちょっと違うけど主人公目線で撮られたワンカット映像になっています。
このワンカットを批判する声も少なくは無いんですけど、私はとても効果的だったと思いました。
何故なら、臨場感が半端なかったからです。
あたかも自分が主人公グループの一員なんじゃないかと錯覚するような視線で撮られた映像が、とってもリアルで怖かったです。
ずーっと一定の間隔で鳴り響く銃声の数は、実際に撃たれた弾の数と同じなんですって…。
異常事態が起こった時の人間の心理や、行動がすごくよく描かれてて私は良かったと思うよ。
崖のくぼみに逃げた時、心を落ち着かせるために歌を歌ったりとかね、ここ批判してる人もいたけどめっちゃありうるから!こういうの!
正常化バイアス…じゃないかもだけどさ、極限状態で現実逃避したくなる心理あるよね絶対。

ラストにはちょっとびっくりしたけど(主人公の女の子は撃ち殺されて、一緒にいた男の子が救命ボートに乗って助かる)全体的にとても面白かったです!!!
私なら、もうもぬけの殻になったテントの中で布団にくるまって気配を殺して隠れてるかなーって思いましたw

あと、犯人の動機がさ、「腐った政府を作る可能性がある、若い芽を早めに摘んでおく」的な事だったのがめちゃくちゃ怖かったよ。
本人達のみならず可能性の芽まで潰しておく的な…本気の狂気を感じちゃいましたね。
やはり白夜の国の方は考え方もクレイジーなんですなぁ…www

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