目的も無く本屋をうろうろする、というのが私の趣味なんですが、趣味のうろうろをしているときに見つけた1冊でございます。
基本的にホラーに飢えているので、大体はホラーコーナーをうろうろしております。
挙動不審な女がホラーコーナーをうろうろしていたら、私かもしれません。
私この作家さんにはこの本が初めましてでした。
読み終わったあとに調べたところによるとその界隈では結構有名な方だったみたいで…著作全然知らなくてごめんなさいでした。
この本は短編集なのですが、「『短編集を作る際に、担当とかと打ち合わせしてたらなんか変なこと起きたんだけど…』っていう出来事が起こった事が前提の短編集」になっています。
超ややこしい書き方してしまったけど、要するに「アラビアンナイト」などのような「枠物語」なんですね。
なので、短編集の内容に関してはフィクション(実話を元にしたっていう体)ですが、枠である「序章」や「幕間」は現実に起きた出来事のノンフィクション、っていう体、なんです。
でも、ホラー小説で、かつ、現実と虚構が入り乱れる事が持ち味の作家さんの本、となるともう
全部フィクションだろ…(白目)となってしまいwww
私はあんまり楽しめなかったですww
こんなややこしい事しなくても、短編たちはどれも怖くて、ゾッとするお話ばかりだったので、個人的には序章や幕間が余計なものに感じてしまったのでした。
まあ単に短編だけ収められてるのも味気ない…の…かな…?
私個人としましては、短編集のあの突き放される感じ(お話が短いからのめり込めばのめり込む程終わりが唐突でおいてけぼりにされる感じ)が割と好きなんだけど(笑)
でも目新しくはありました!
枠の仕掛けもそれなりに楽しめましたし。
話でダントツに怖かったのが留守番の話です…。
あの、サイコホラー?サイコスリラー?的な雰囲気と、衝撃のオチがたまらん怖かったですwwwww
地味に嫌だったのはすれちがうもの、かな。
自分を助けようとしてくれた人が犠牲になってしまう不条理さがなんとも…。
ひたひたとにじり寄る怪異ってのもすごい嫌で怖いです。
最近自分の中でホラーブームがまた訪れてるので色々見ようと思います!
とうとうAmazonプライム会員になってしまったので、れっつ引きこもりですww
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