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結構前のエントリーで前編にあたる「男役」の記事をあげておりまして、続編の「娘役」も早く記事書かなくっちゃな、と思いながらズルズル日々が過ぎていってしまいました。反省。
中山可穂氏による宝塚シリーズの第二弾にあたる本作は、娘役の女の子と、その女の子のファンのヤクザのお話になります。
いきなりのパワーワードで驚きますよね。ヅカファンのヤクザ…とは…。
<あらすじ>
宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。
ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くからひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐。
大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。
それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった――。
決して交わるはずのないタカラジェンヌとヤクザの組長、それぞれの十年を切なく濃密に描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。
公式あらすじコピってきました。
わかりやす~い。
私は全然ヅカファンじゃなくて、実は一度も宝塚を観劇したことがないんです。
なのでシリーズ通して細かいニュアンスがわからなくて悲しかったりしたんですが、それでもやっぱりこのシリーズ良いですよね~。
あけっぴろげなゲイ描写がほんと少なくなって、異性間の心の繋がりにも結構重点が置かれているような。
娘役はとくにそれが顕著に思いました。
いやもちろんバラキとのコンビ愛は大変麗しくてよろしかったんですけど、ヤクザの片桐との関係性がなんか…良かったんですよね~~~。
可穂さんの小説のヒロイン、って感じでした!
無条件に全身全霊をかけて愛される女ってのが多いんですよね~可穂さんのヒロイン。
まさにって感じですよね、特にヅカだし、ぴったりです。
この宝塚シリーズは第三弾もあります!
「銀橋」というタイトルで、宝塚大劇場にある、歌舞伎でいう花道みたいなところの名称ですね。
一度見てみたいな~~~。
可穂さん作品は三部作になる傾向が高いので、次は能楽シリーズの第三弾も書いてほしいなぁって思ってます!
あとは、銀橋が文庫化して、愛の国を見つけ出せれば…!!!!!
愛の国、まだ巡り会えません…。
もう通販しようかな…。
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