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カラスと机。

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豆の上で眠る。


※後半少しネタバレしますので、未読の方はブラウザバックしてください※

少し前ですが、湊かなえ氏の「豆の上で眠る」を読みました。
湊かなえは以前「告白」を読んだことがあるっきりで、あんまり他のもの読んでないな~と思って読んでみました。

というのも「告白」以降、どうも流行作家になっちゃって…
何かといえばやれドラマ化だー映画化だーってもう…世の中湊かなえで溢れかえっちゃったじゃないですか。
それで読んでもないのに食傷気味になってしまったのでしたww

さて「豆の上で眠る」ですが、ざっとしたあらすじは
幼い頃、仲のいい姉が誘拐された。
何年も捜索し、諦めかけたその時、姉が発見される。
無事を喜び会いにいくものの、どう考えてもそれは姉ではなかった…。
しかし姉との2人しか知らないはずの出来事も知っているし、本当に別人なのか本物なのか…。
童話「豆の上で眠ったお姫様」のように、常に違和感を覚える戻ってきた「姉」。
家族とは。姉とは。「本当」とは一体なんなのか…。

って感じです。
あらすじ書いたの久しぶり。

まず、タイトルが不可思議ですよね。
二度見しますよね。
ん?豆?豆とは?って。
もしかして農家の娘さんのお話かしらと思いつつ読み始めると、冒頭で謎は解けます。
アンデルセン(だったと思う)の童話「豆の上で眠ったお姫様」のお話がベースに書かれているお話なんですね。
本当のお姫様を探していた王子様の元に現れた自称「本当のお姫様」が本物かどうか判別するために、お妃様は何枚も重ねた布団の下に豆を仕込みます。
翌朝良く眠れたか聞くと、お姫様は「背中に何か当たって気になり眠れませんでした」と答えます。
それを聞いたお后様は、「本当のお姫様はそれぐらい感じやすい子!」となり晴れて本物認定される、という童話がこのお話のキーアイテムになっています。

全体的に…妹である結衣子ちゃんかわいそう…でした。
母親から出来の良い姉とそれとなく比較され、服とかもかわいい服はなんとなく選べなくなっちゃったり…。
姉が誘拐されてからは「お姉ちゃんを見つけるためだから!」って猫をダシに近所の家を探させたり。それでかなり危ない目にもあっちゃいましたもんね。
唯一おばあちゃんだけは平等でやさしくしてくれてて良かったよ(つд⊂)

いやーでもね、物語の根底を覆すようでアレですが
誘拐から戻ってきた姉が姉とは思えないっていうやつね
絶対思えないに決まってるよね(爆)
一応、2年失踪してたから雰囲気も変わるだろう…みたいな説明はされてたけど、絶対顔でわかるだろwwと思ってしまいました。
そりゃ15年無人島を彷徨ってました、とかならまだしも、2年じゃそこまで人相変わらないと思うなあ~~どうなのかな~~~
ネタバレですけど、これって乳幼児の時の意図的な取り違えの2人じゃないですか、姉と…影姉が(笑)
でも姉と影姉は別に血縁関係じゃないから、顔とか全然違うわけじゃないですか。
それが2年のブランクがあるからって、中身だけで判断しないといけないくらい外見でわからなくなるものなの?ってのが終始疑問で…。

ラストも、色々レビューとか読んでると「後味悪い」みたいなのを見るんですけどなんかそこまで後味悪いのかな…?っと思ってしまいましたww

結局、入れ替わりを知らなかったのは家族では結衣子だけで、それを隠されていたこと+幻想の姉への理想が高すぎて、姉も影姉も姉じゃねぇ!ってなっちゃったってのが後味が悪いってことなのかな??

なんか、私の中の後味が悪いって平山夢明レベルなので(笑)
これぐらいだとそんなになんとも思わなかったですかねww


はい、そうですね、ここまでだらだら書いといてなんなんですが
あんまり面白くなかったです!!!!!!\(^o^)/

読書久しぶり&ブログネタとして書いては見たけど、正直そんなです!
私にとっては!!(笑)
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